ES (従業員満足度)・エンゲージメント の向上から経営の好循環サイクルをつくる!
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人手不足時代を乗り切る「ES経営の鉄則」ー帝国ニュースへ寄稿
 

ES(従業員満足度)・エンゲージメント向上のソリューション
情報の共有化

情報の共有化は、ES・エンゲージメントに大きな影響を与える!

コミュニケーションの決定権者は誰?

ES診断の結果「情報の未達」がES上改善すべき課題となるケースがあります。一言で情報の未達といっても抽象的で各社異なった性質のテーマが挙がってきますが、大きなところでいくと経営方針が伝わっていない、身近なところでは作業指示が伝わっていないなど、組織を機能させるために必要な血液とも言える「情報」がきちんと隅々まで行き届いていないことが従業員にとっては不満や不信の原因となり、ES上の課題となるケースが意外と多く見受けられます。

必要な「情報」が末端まで行き届かないことは単にESの低下という影響だけにとどまらず、組織の動脈硬化を引き起こし生産性やパフォーマンスの低下にもつながる恐れがあり、たかがコミュニケーションというなかれ、重く受け止めなければならない要素だともいえます。

このようなES診断結果を確認した経営者や管理者からは「これまで言ってきているのに何故?」「やっているのに何故?」と?マークが頭に浮かんでいるようですが、まさしくこのようなギャップをES診断結果で明らかにし、埋める作業が必要になってきます。

ここで認識しておかなければならないのは、コミュニケーションの決定権者は発信側ではなく受信側にあるというコミュニケーションの大原則です。従って経営者や管理者が発信した内容を受信したであろう従業員が「知らない」「聞いていない」という状態になっていれば、それは言っていないことと同じことなのです。

先日ES診断を実施した某社でも、経営ビジョンは存在しているにも関わらず、従業員サイドにはきちんと伝わっておらず、「当社には経営ビジョンがない」という誤った認識になっており、このようなことが原因で会社に対する信頼残高が低下しESにも悪影響を及ぼしているケースがありました。

存在していないのならまだしも、存在しているにも関わらずそれがうまく伝わっていないため、「無い」という誤った認識になりES低下を招いてしまうのは、とてももったいない話だと思います。

また、インターネットやSNSなどの普及により、会社以外の多種多様で膨大な情報に私たちは日々さらされており、ややもすると会社が従業員に届けるべき情報がこれらのノイズによって埋没してしまっている側面も考えられます。自社の従業員に本当に必要な情報が到達しているのかどうか、もっと危機感を持つ必要があると考えます。

伝達の漢字の意味もよく考えると、「伝」えたことが相手に「達」することで、はじめて伝達したと言えるのであり、仮に一度説明したり文書で通知したとしても相手に達していなければ伝達したというアクションにはならず、単に一方通行で発信したにすぎないことになってしまいます。

情報共有は信頼や承認の証

会社の中で情報共有の格差が生まれると、情報共有されていない立場の従業員からすると、「自分は信頼されていない」「承認されていないと」いうネガティブな受け止め方になってしまい、ESには決して良い影響を与えません。

やはり必要な情報を従業員にしっかり届けることは、従業員に「自分は信頼されている」、また「承認されているんだ」といったポジティブな認識を持たせることにつながり、ES上も好影響を与えます。また、必要な情報があれば従業員も自ら考え動くという主体性を発揮しやすくなり、経営者が考えている以上に様々な効果を生んでくれます。

星野リゾートでは各ホテルや旅館で実施する月1回の経営会議に、パート・アルバイトのスタッフも参加できるような運営になっており、情報格差が起きない仕組みが整備されています。これにより情報が共有されていないという不満は生まれなくなり、また経営の意思決定のプロセスを現場の従業員にも理解してもらうことで、何故このような施策が決まったのかその背景や理由を理解してもらうことで不要な不満を生まれないようにし、かつ従業員の主体性を発揮させる狙いもあるのです。人は正確な情報を持っていなければ責任ある仕事をすることは出来ず、逆に正確な情報を持てば責任ある仕事をせずにはいられなくなるものです。

現場に下りてくる施策しか知らされないと、「誰かの思いつきで決まったのではないか?」や「何でこのような施策になったのか?」という違和感や不要な不満を生んでしまうことにもつながりがちです。現場で実行して欲しい施策の真意がきちんと伝わらず従業員を動機づけることが難しくなりますが、こういうことは日常よく起きている事象ではないでしょうか?

情報共有のツール

情報共有の確実性を高めることは、業務の円滑化やES向上などの様々な効果を生むことから今まで以上に汗をかくべき経営管理の1つだと認識し情報共有の質や量を向上させる必要があります。そのためのアクションとして、星野リゾートの事例のように会議体などでお互いに顔を見て膝を突き合わせて情報共有するやり方がベストなのは言うまでもありませんが、可能な範囲でこのような情報共有の機会や仕組みを充実・整備させることを推奨いたします。

しかし、24時間稼働している製造業や長時間営業の小売業などは早番・中番・遅番などで全員が一堂に会することが難しい会社もあります。

このようなケースではツールを活用して情報共有を図っていく必要があります。そのためのツールとして活用事例が多いものに社内連絡報があります。ES診断後に改善がうまく進みES向上に至っている会社のほとんどで社内連絡報をうまく活用しているケースが共通事項の1つとなっています。

昨年のES改善事例で紹介した離職率0%の店舗が出始めた小売業のタカヨシさんも、ES診断後に結果を全従業員にフィードバックするために新規で社内連絡報を作成し、その後ESの改善状況もこの社内連絡報でアナウンスしながらES向上へしっかりとつなげています。その後、この社内連絡報をバーションアップさせながら、全従業員数は1000名を超えていますが、現在は全従業員の自宅へ送付する配布方法に変更しており、従業員のみならず従業員の家族をも巻き込んだ情報共有へと進化させています。

経営者は日々空中戦を闘い、現場の従業員は日々地上戦を闘っていることもあり、経営者と従業員ではやはり見ている景色が違います。しかし、この違いが拡大していけばいくほど大きなギャップや埋め難い溝が出来てしまい、組織として機能しなくなります。

ES診断を通じて経営者・管理者は自社の従業員がどんな景色を見ているのかを理解し、それを踏まえた上でどのようなアプローチが有効なのかを考えなければなりません。また従業員に理解してほしい会社の方針などを改めて発信し届けることで従業員の目線を上げさせ、見るべき風景合わせを行う必要があります。

このような根本的な観点からも、情報の共有化は私たちが考えている以上に重要な役割を担っており、またしっかり汗をかき丁寧な運用がないと効果性を高めることが難しいということを理解した上で必要なアクションを検討しなければなりません。新年度がスタートしたばかりですが、機会を見つけ今年度の事業方針など事あるごとに伝える姿勢が必要ではないでしょうか?

2017年5月号帝国データバンク発行「帝国ニュース」での弊社代表志田貴史の執筆記事より)

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書籍の出版情報

星野リゾートの星野社長も推薦!
ES (従業員満足度)・エンゲージメントの専門家が書き下ろした書籍が3冊発売中!

会社概要

従業員満足度・エンゲージメント専門コンサルティング会社の代表、志田貴史です。

創業15年目となる、ES (従業員満足度) ・エンゲージメントに専門特化した、コンサルティング会社です。

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