ES (従業員満足度)・エンゲージメント の向上から経営の好循環サイクルをつくる!
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人手不足時代を乗り切る「ES経営の鉄則」ー帝国ニュースへ寄稿
 

ES(従業員満足度)・エンゲージメントの向上で、経営の好循環サイクルがつくれる

ESの向上から経営の好循環サイクルはつくれる!

人手不足は深刻に

厚生労働省が131日に発表した2016年平均の全国有効求人倍率は、前年を0.16ポイント上回る1.36倍となり、1991年以来25年ぶりの高水準になりました。また直近である201612月単月の数値だけをみると、有効求人倍率は1.43倍となり、前月を0.02ポイント上回りました。ちなみに愛知県だけのデータを確認してみると、201612月単月の有効求人倍率は1.66倍と全国平均を大きく上回っています。

ここ数年、有効求人倍率は右肩上がりが続いていますが、そもそも有効求人倍率とはあくまでも平均値ですので、会社によってものすごく差が出てしまう性質があります。

例えば、以前の帝国ニュスで‘日本一のホワイト企業’と称される未来工業さんの社長インタビューが掲載されていましたが、未来工業さんでは欠員2名に対して全国から500名の応募があったということですので、この場合求人倍率は0.004倍となり、このように人気企業になるとまったく当てはまらない数字になります。かたや、10名の募集を出しても1名しか応募がなければ求人倍率は10倍となり、こうしたケースでも有効求人倍率とは乖離した数字となります。

このようなことからだいたい平均的な中小企業の求人倍率は45倍ぐらいが実態の数値ではないかと言われています。皆さんの会社ではどうでしょうか?

では、なぜこのように会社によって求人倍率の数値に何桁という大きな開きが出てしまうのでしょうか?給与が何倍・何十倍も違うのか?労働時間が極端に違うのか?というとそうではないようです。

それは顧客ではなく労働者から選ばれる会社になっているのかどうかが、結局のところ求人倍率の差になって表れてくるということです。

従業員に選ばれる職場づくりが急がれる

これまでは顧客に選ばれる会社づくりを考えておけば何とかなる時代でしたが、これからは従業員に選ばれる職場づくりも同時に考えていかなければならない時代に突入しているということが言えます。

昨年の電通事件をきっかけに残業を含めた従業員の働き方について様々な企業で見直され始めました。例えば365日営業や24時間営業の会社では、人手が薄い中でこれまでの営業体制を続けることは、よいサービスができないことで引き起こされる顧客満足の低下と、従業員の疲弊による生産性低下に繋がってしまうこと、またこれからの新規採用でも会社の弱みになってしまうということで、店休日を増やしたり営業時間を短くするような取り組みが進んでおり、実際にこれらの取り組みでさっそく成果が出始める企業も出てきています。

某大手百貨店では正月三が日の一番の書き入れ時に店休日を増やし、目先の売上・利益よりも従業員の休暇を優先させることで人材確保の施策のひとつとして段階的に実施しながら、効果を上げています。

このように「資金繰り」から「人繰り」に経営課題がシフトしてきていますが、今後も新しく労働市場に出てくる生産人口は増えていきませんので、長期にわたり人手不足が慢性化し、場合によっては人手が確保できずに労務倒産に至ってしまうケースがこれから出てくる可能性があります。

日本企業はバブル崩壊後に長らく人手余りの時代を過ごしてきましたので、ここの部分の危機感が今だに薄く、またかつてのように都合の良い時に安い労働力を確保することができるのではないかと淡い期待を持っている経営者もまだ見受けられ、経営者サイドに危機感が不足しているのではないかと感じることがあります。

まずは既存社員の定着率向上が必須

これからの人手不足時代を乗り切るためには、まず足元を固めるべく既存社員の定着率向上が必要不可欠になってきます。ES低下における従業員が最後に切るカードは何かというと、それは「不満退職」になります。

例えば1人の従業員のESが低下し不満退職したことが、次にどんな事象を引き起こしていくのかというと、そのことで職場の人手は薄くなりますので、既存従業員の業務負荷が増大してしまいます。ここですぐに新しい人材を採用できればまだカバーできるのですが、これがスピーディーにできないと既存社員でカバーしていかなければいけない状態が長らく続きます。もともとESが低下していなかった既存社員のESがどんどん低下していき、次の退職予備軍を形成してしまう。これがまた職場全体のESを低下させてしまい、下の図にありますようにES低下がきっかけとなり、経営の悪循環サイクルを作ってしまうことになってしまうのです。

ES向上から経営の好循環サイクルはつくれる

これとは逆にESが向上することによって、左下の図とはまったく違う好循環サイクルをつくることも可能になってきます。

ESが向上することによって、従業員はポジティブな姿勢で仕事に向き合うことができますので、仕事のプロセスとして代表的な生産性に1次的な好影響を与えます。これが次の仕事のアウトプットであるサービスや品質に2次的な好影響を与え、最終的には仕事や会社の評価となるCS(顧客満足)や売上・利益といった経営成果に繋がっていくのです。そしてこの仕事や会社の評価が高まれば、必然的に職場環境も比例して良くなりますので、これらがひいては全体的なESの底上げを図ることに繋がり、ESから経営の好循環サイクルをつくることができるようになります。

おそらく未来工業さんのような従業員に選ばれる会社では、上記のような好循環サイクルをつくることができ、採用活動にも好影響をもたらすことができているのではないでしょうか?「ヒト」という経営資源が今後ますます替わりの利かない希少な経営資源となっていきます。「従業員に選ばれる職場づくり」これこそが今最大の経営課題であるという認識を経営者が持ち、ES向上から経営の好循環サイクルづくりへの取り組みに繋げていただき、人繰りで困らない強固な土台の構築に本腰を入れていく必要があるのではないでしょうか?

2017年2月号帝国データバンク発行「帝国ニュース」での弊社代表志田貴史の執筆記事より)

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従業員満足度・エンゲージメント専門コンサルティング会社の代表、志田貴史です。

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代表者:志田 貴史

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