ES (従業員満足度)・エンゲージメント の向上から経営の好循環サイクルをつくる!
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人手不足時代を乗り切る「ES経営の鉄則」ー帝国ニュースへ寄稿
 

ES(従業員満足度)・エンゲージメント向上の企業事例⑨NORTH SIDE

ES向上は介護の現場で必須

株式会社NORTH SIDEのES改善事例

今回も弊社が支援したES改善の企業事例をご紹介したいと思います。今回ご紹介する株式会社NORTH SIDE(以下NORTH SIDE)は、大阪府堺市で「デイサービスむすんどこ結処」を運営しており、高齢化社会においてなくてはならない介護サービスを展開しています。

弊社のESの書籍購読がきっかけとなり、弊社が開催しておりますESコンサルタント養成講座を受講されたり、弊社のES診断を実施したりしながらES向上に熱心に取り組み、自社で介護業界におけるES向上のモデル事業所をつくり、それらを将来的には介護業界内に広めていきたいという志を持つNORTH SIDEの北川社長からの取材内容です。

―会社を設立した背景は何だったのでしょうか?

大学卒業後、繊維製品専門商社に18年間勤めておりました。その間にチーム作りや販売員の管理などを通して「ヒト」というリソースの重要性に気付きました。そんななか「ヒト」を育て「ヒト」を作り最強のチームを作りたいと考えるようになり、同じやるなら自分の城で「ヒト」を育てたい。寝食をともにできる、ある意味家族のような、最強のチームを作りたいと考えるようになり、「ヒト」の力がとても大きくかつ需要もある介護業界で独立すべく20128月に会社を設立しました。

―実際に創業されてみて、どんな苦労がありましたか?

サラリーマン時代の、会社の資金で事業を手がけるのと、起業して自分の資金でやり繰りするのでは色々な意味で大きな違いを感じました。

やはり勤めている時は何かと会社から守られているものです。介護業界は需要が供給を上回るのは事実ではあるのですが、我が社を選んでもらえないと経営は軌道に乗らず、当初は集客難、金銭面での苦労、従業員の離職などの多岐に亘る課題で押しつぶされそうになりました。

―ES向上へ舵を切る前は、どんな状態だったのでしょうか?

離職率は年間約50%、10人雇うと5人は辞めてしまうという状態でした。なかには半年で辞めてしまう人もいました。周囲からの良い評価も得られず、必然的に稼働率は50%前後ととても厳しい経営状態でした。また、職員同士や上司と部下の間の声掛けが少なく、職場の雰囲気は非常にギスギスしたものでした。

このような状態のままではいけないと考え、その打開策のひとつとして職員の満足度向上であるESを考えるようになりました。志田さんの書籍を購読し、これからの自社の経営や介護業界全体にこのESの概念が必要不可欠ではないかと考え、ヒューマンブレークスルー社のESコンサルタント養成講座を受講し、ES診断を実施する運びとなりました。

―ES調査の結果を確認した、率直な感想はどうだったでしょうか?

ES診断の結果は何か難しそうなことをするのかと思いましたが、とてもシンプルで分かりやすいものでした。これまで漠然と感じていたことが、ES診断を受けたことで数値とコメントの両面より知ることができ、今後手をつけていくべき優先順位が明確になりました。

また職員が整理・整頓・清掃に問題意識を持っていることもわかりました。介護事業所であり衛生面には特に気を配る必要があるので、時間を作ってきっちりしていきたいと改めて意識を強化することができました。

またES診断のスコアとしては他社の平均よりも大幅に高いという指摘が志田さんからもあり、ES診断前に独自で進めてきた対策もある程度成果があったのではないかと考えることができました。

―ES調査後の改善活動はどのように取り組まれましたか?

「経営理念・方針」の部分では、経営理念、ミッション、ビジョンを明確化し、会社の方向性をミーティングで伝達し全員で共有化を図っています。「上司のマネジメント」では、マネージャーMQの結果を参考に私自身の行動特性を相応しいものにしていくべく、上司から部下への積極的なあいさつや声掛けの実践と傾聴を意識して実行するようにしています。

「コミュニケーション」では、感謝シートなどを用いて従業員同士の声掛けなどでコミュニケーションを促進するほか、従業員誕生会を開いたり、定期的な飲み会の開催など仕事外の場面でもコミュニケーションをとるような風土づくりを推進しています。「組織風土」では、「介護甲子園」に参加するなど、職場全体で1つの目標を目指したり、表彰制度を活用したりして一体感や承認する風土を醸成しています。

「労働条件」では、職員の時間希望を聞いて、残業を少なくする取り組みや休暇を取りやすい制度を作ったりしながら働き方の部分でもできるところから打ち手を講じています。

―ES向上へ取り組んだ結果どのような変化がありましたか?

一番大きな変化や成果として挙げられるのは、離職率が0%となり10人中1人も辞めていないことです。周囲からの評価としては、「介護甲子園」でベスト302771事業所中)に選ばれました。また、稼働率は92%に大幅に改善し、必然的に売上も劇的に伸長して、10人の小規模デイサービスとしてかなり高い水準に上昇しました。

職場の雰囲気は「介護甲子園」に出場できるようになるなど士気も向上し、職員が自ら進んで事業所を良くしようと行動してくれるようになってきました。

―今後の抱負を聞かせて下さい。

5年前に立ち上げたデイサービス一本でこれまでやってきましたが、介護報酬の大幅減額、専門性の問われ方、介護職員の人材難などさまざまなリスクが混在しており、その対策として事業のポートフォリオを作っていく必要を感じています。おかげさまで、これまで築いてきた信用・信頼を基にサービス付き高齢者賃貸住宅を手がけるお話も進んでいます。

また、これに伴い訪問介護事業所、居宅介護支援事業所、リハビリデイサービスなどの立ち上げも進めなければなりません。ただ、これらの新事業を軌道に乗せていくためには、これまでもそうであったように「ヒト」の資源は必要不可欠なものであると認識しています。職員も増えるため、ますます重要となってくるES経営を推進し、今後の経営目標実現に向かって邁進していきたいと考えています(取材内容はここまで)。

前回も人手不足に苦しむ保育園業界のES改善事例で新卒者の離職率0%を達成した事例をご紹介しましたが、今回も人手不足が大きな経営課題となっている介護業界で離職率0%を達成されたES改善事例でした。

先日大手百貨店が従業員の人材確保のために正月三が日を休業する方向で検討するという報道がありました。今年も業界を問わず今後も長らく続いていくであろう人手不足の経営環境を乗り切るために、従業員に寄り添うような施策が出てくることが予測されます。

「ヒト」という経営資源が今後ますます替わりの利かない貴重な経営資源となっていきます。皆様の会社では人材確保のための施策は十分な備えができていますでしょうか?‘人繰りで困らないためにES向上へ向けた具体的な取り組み計画を年初に検討され、推進していかれることを推奨いたします。

2017年1月号帝国データバンク発行「帝国ニュース」での弊社代表志田貴史の執筆記事より)

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書籍の出版情報

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ES (従業員満足度)・エンゲージメントの専門家が書き下ろした書籍が3冊発売中!

会社概要

従業員満足度・エンゲージメント専門コンサルティング会社の代表、志田貴史です。

創業15年目となる、ES (従業員満足度) ・エンゲージメントに専門特化した、コンサルティング会社です。

株式会社
ヒューマンブレークスルー

代表者:志田 貴史

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