ES (従業員満足度)・エンゲージメント の向上から経営の好循環サイクルをつくる!
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ES(従業員満足度)・エンゲージメント向上の企業事例①エルビー

エルビーのES調査結果の変遷

エルビーのES改善事例

今回は当社で支援したES改善の企業事例をご紹介したいと思います。企業事例については関心の高い内容ですので、書籍やセミナーで一部の事例を紹介したりしていますが、今回の事例はまだ書籍でもセミナーでもご紹介していない株式会社エルビー様(以下エルビーと略す)の企業事例です。

エルビーは埼玉県に本社を置き、愛知県東海市にも東海工場がある、アサヒグループホールディングスのグループに属する350人規模の清涼飲料メーカーです。主にコンビニやスーパーなどで販売されるチルド飲料の製造・販売を行っている会社で、主力商品として「緑茶」「大人の紅茶」「味わいカルピス」等があります。

当社のセミナーに参加したのがきっかけとなり、2014年春に当社が支援し初の<ES調査>を実施し、そこで明らかになった問題点を解消すべく課題に取り組み、2回目となる2015年春のES調査では、ほぼ全項目にわたって満足度数値の改善を見ることが出来たエルビーさんの取り組み事例をご紹介させて頂きます。(以下はエルビーの人事総務部でES事務局である清水さんからの取材内容です。)

―ES調査実施を意思決定した背景は何だったのでしょうか?

エルビーは数年前にグループ会社と経営統合し人事制度を大きく改定したのですが、各種制度・手当などについての不満や、統合後の職場の一体感に欠けるといった声が聞こえていました。また、工場の作業環境や労働条件には以前から課題があるとの認識を持っていました。しかし、具体的に何に不満を感じているのか、それが一部の人だけなのか大多数がそう感じているのか、他の不満点はあるのか等の詳細を把握していなかったため、まずは現状の問題点をしっかり確認すべく、全社レベルの調査を実施することとしました。

ESの調査方法を検討していたところ、一般的な「社員満足度調査」では項目ごとの満足度・不満足度を数値で回答するのみですが、「フリーコメント」を重視する手法を行っている調査会社(株式会社ヒューマンブレークスルー)に出会いました。上記の通り具体的な不満内容を確認したいという当社のニーズにぴったりの方法であり、質問項目もカスタマイズができるということで、人事制度や職場環境、労働条件に重点を置いた内容で調査を実施しました。

―ES調査の結果を確認した、率直な感想はどうだったでしょうか?

ESアンケートを回答するにあたり、フリーコメントの入力を必須としたことは社員に敬遠されるかと心配しましたが、結果は予想以上に多くの率直な意見が書かれ、非常に収穫の多いものでした。社員もこのように吐き出す機会を望んでいたのかもしれません。

コメント内容は設問ごとにポジティブ・ネガティブ・ニュートラルに分類され、部門ごとに固めて表示されているため、どの部門にどんな傾向があるか一目瞭然でした。中には辛辣な意見もありましたが、挙げられた不満足点・問題点は、まさに「宝の山」と呼べるものです。

この調査により、従業員が会社に何を期待しているかをはっきり把握することが出来ました。

―ES調査後の改善活動はどのように取組まれましたか?

まず株式会社ヒューマンブレークスルー社が企画してくれた管理職向けの研修を受講し、ここでES調査の結果を共有しました。そのあとに、施策についてグループディスカッションを実施して、改善の方向性についてのベクトル合わせを行い、ES改善に向けてのキックオフが出来ました。

その後課題解決には各部門長とともに取組み、前述の「従業員の期待するポイント」を踏まえた施策を実施しました。具体的には、コミュニケーションや組織風土改善のため、「全社あいさつ運動」の展開、全社横断で発足した「エルビーを考える会」でのビジョン策定、CSR活動の活発化、毎日の経営理念唱和を行いました。

また、人事制度や職場環境の改善として育児・介護支援制度の拡充や資格取得支援制度の整備、諸手当の改定、社員食堂の改善や給食補助手当の導入を実施しました。

その結果、2015年の第二回のES調査では、ほぼ全ての項目で数値を改善することが出来ました。この調査は、実行した施策の効果測定としても非常にわかりやすく、「○○がとても良くなった」「□□が嬉しかった」など、ポジティブコメントも増えました。

つまり、『ES調査によりポイントを押さえた施策を実施することで、容易に満足度を改善でき、効率的で効果的な経営活動ができる』ということが実感できました。

二回目の調査では、また新たな課題も出てきました。今後も改善活動を継続し、社員が活き活きと働ける職場を目指していきたいと思います。皆様の会社でも、一度調査を実施してみてはいかがでしょうか。(取材内容はここまで)

ES改善の成功要因は何か

エルビーでは初回から2回目でES診断の大項目10項目全てのスコアがUPし、50の小項目においても49項目のスコアがアップしており、多岐にわたり総合的なESの改善が出来たと好事例の1つとして紹介させていただきました。

よくESのセミナーでいただくご質問の多いものに、「ES改善の成功要因または失敗要因は何ですか?」という質問がありますが、成功要因と失敗要因の両方に言えることは、一言で言ってしまうと「トップのコミットメント」にかかっています。

トップがESの改善にコミットしていると、それは管理者へと伝播し、やがて現場にも伝わり改善活動が機能していくようになります。事実このエルビーでも社長及び役員のトップ層がコミットしたことで、様々な施策が検討され実行に移り、それが上滑りをしない従業員の心にしっかりと刺さる有効な打ち手になったことが、2回目のES調査の結果から確認することが出来ます。

また成功要因として付け加えるのであれば、エルビーもそうであるように、会社の人事部や総務部が、自分たちの顧客は従業員なんだ、だからES調査は「顧客の声を聴く」ことなんだという意識があることも要因の1つだと感じています。

つい先日このエルビーでは第3回目となるES調査が終了したばかりで、この原稿を書き終えたら、ESアンケートの分析に着手するところで、どんな結果になっているか非常に楽しみにしています。また新たな成果を確認し、それが次の改善のエンジンになっていくことを、ESを支援する私たちも願っています。

 

今回は企業事例を通じてES改善のアプローチを紹介させていただきました。また次回でも引き続き効果的なES改善のヒントについて解説して参ります。

2016年4月号帝国データバンク発行「帝国ニュース」での弊社代表志田貴史の執筆記事より)

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会社概要

従業員満足度・エンゲージメント専門コンサルティング会社の代表、志田貴史です。

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