ES (従業員満足度)・エンゲージメント の向上から経営の好循環サイクルをつくる!
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人手不足時代を乗り切る「ES経営の鉄則」ー帝国ニュースへ寄稿
 

ES(従業員満足度)・エンゲージメント向上のポイント④仕事内容

ES型新人事評価方式

仕事の報酬は仕事そのもの

今回はES向上のヒント4ということで「仕事内容」に関してES改善のアプローチをご紹介したいと思います。

何時の時代もやはり仕事の報酬は仕事そのものであると考えています。実際これまでの色々な会社でのES診断のアンケートでも、「お客さんから感謝の言葉が一番のやりがいになる」「上司からのねぎらいの言葉にまた次もがんばろうという気持ちになれる」など、それを裏付けるような生の声が必ず出現します。

また、ES診断の結果から他の9項目と比較すると緊急度の高い大きな課題となるケースは少なく、またESポートフォリオ分析(20161月掲載)では右上の強み維持項目に出現するケースも多く、このような結果から既存で働いている社員は今の仕事に一定のやりがいなどを感じている割合が多く、そうでない方はもうすでに退社をしているケースが多いのではないかという見立てをしています。

しかし、「仕事内容」に関して多くの会社においてES上パーフェクトな結果とはいえず、ES上改善すべき部分もあり、この仕事内容でES上の強みの部分をしっかり創りながら自社のESを牽引するドライバーとしての機能を持たせることが必要であると考えています。

また自分がやりたい仕事や、やりがいの高い仕事をみんなができるわけでもなく、仕事の特性として特に間接部門などのスタッフ業務など仕事のやりがいを感じにくい職種も実際にはあると思います。

単におもしろい仕事ややりたい仕事でなくても、自分たちの仕事の意味や意義または役立ちや貢献度が実感できれば、仕事の報酬は仕事にも成り得ます。こういった仕事の意味づけや価値づけができていないと、社員のやる気は下がりESも低下していくことになってしまいます。

近年、会社を取り巻く経営環境のハイスピード化や競争激化の中、会社としても効率化を急ぐあまりに社内教育のあり方も、仕事のやり方や手順などのハウツー教育に偏りがちになってしまい、本来自社での仕事における意味や価値、社会への役立ちや貢献といったものを社員に対してしっかりと認識させるような教育が不十分なのではないでしょうか?

世の中には人の役に立たない仕事など何一つ存在しません。自分たちの仕事は必ず誰かの何かの役に立っているものです。ただ日々の業務に忙殺されて、そういった認識が持てないことは残念ながらそれは「仕事」ではなく「作業」で終わってしまっているケースも多いのではないでしょうか?

有名な3人のレンガ職人の話にも出てくるように、同じ事にあたるのは同じでも、本人の意識によって大きく3つレベルに分かれます。

社員がどのような作業を行っていたとしても、それは全体の中で考えるとどれも大切な仕事です。ただレンガを積みなさいとだけ指示され、作業をするだけの職人と、レンガを積み完成したことでどんなすばらしい価値が生まれるのかを説明され、そのことの認識を持ってレンガ積みに取り組むのとでは、本人のやる気も生産性や品質といったパフォーマンスにも大きな違いが出るのは明白です。

仕事の3レベル

レベル

状態

3人のレンガ職人の例

作業

言われた事を単にこなしている状態

1人目:ただ飯を食うためにしかたなくレンガを積んでいるだけ

仕事

その目的や意味を理解し、取り組んでいる状態

2人目:教会をつくりながら、自分の腕も上げるためにレンガを積んでいる

志事

大きな使命を感じながら、やりがいを持って尽力している状態

3人目:沢山の人が祈りを捧げ、みんなの幸せを見守る教会をつくるという、とてもやりがいのある事を成し遂げるためにレンガを積んでいる


レンガを積むという一人ひとりが受け持つ作業の上に、どんな価値や役立ちを創ろうとするのかを経営者や管理職はしっかりと示し説明し、社員が携わる仕事の意味や意義を十分に自覚してもらうことが必要ではないでしょうか?

また会社の社員がみな3人目のレンガ職人のようなモチベーションで仕事ができるような状態をつくるためには、そのベースとして昨年11月にご紹介した「経営理念体系」の確立をしておく必要もあります。

仕事の価値再認識ワーク

自分たちが日頃行っている仕事が、どんな意味や意義を持っているのか、仕事の価値を改めて再認識し、仕事へのやりがいを向上させる取り組みとして「仕事の価値再認識ワーク」というワークをES診断後の会社に提案することがあります。これは自分たちが日頃行っている仕事を棚卸し、それぞれの仕事に対して具体的にどんな価値や役立ち・貢献ができるのかを、みんなで考え意見を出し合いながら、明確にしていくワークです。

このようなワークを通じて自分たちの仕事の価値や意義を初めて認識することができたという人も多く、内発的な動機づけを図る有効な手法だと考えています。

仕事の価値再認識ワークシート・例

仕事

どんな価値・役立ち・貢献があるか

電話応対

・お客様の疑問や不安の解消ができる

・会社のイメージアップをつくることができる

・CS(顧客満足)を上げることもできる

・新規顧客の獲得や、リピーターの増加に貢献できる

 

やり方としては、部門ごとに少人数でのグループをつくって行い、結果を模造紙などにまとめて、結果を会社全体で発表すると非常に効果的です。

このワークを実施した会社の社員から、実施後のアンケートでこんなコメントが返ってきました。「自分たちの仕事はこれまで正直雑用係だと思っていました。しかし、今日の仕事価値再認識ワークを行って、はじめて自分たちの仕事の意義や価値を理解し、見出すことができたので、これからは自分たちなりにもっと工夫しながら、本来の価値が出せるような仕事の進め方をしていきたいと思います」。

私たちは自分の仕事の意義や価値が解れば、またその重要性がしっかりと認識できれば、仕事への取組み姿勢や発想がより好ましい方向に変わっていきます。

ESを構成する要素として仕事内容は大きな影響を与える項目ではありますが、その改善方法の1つとして仕事の価値や意義を再認識させるアプローチを紹介させていただきました。

日頃何気なくルーチンワークとして行っている私たちの仕事内容について、そもそもの原点や役割・使命を考え知ることで、モチベーションの源泉を得ることにつながりES向上もさることながら、仕事のパフォーマンスや経営成果の向上にもつながることが理解していただけたかと思います。

また次回でも引き続き効果的なES改善のヒントについて解説して参ります。

2016年2月号帝国データバンク発行「帝国ニュース」での弊社代表志田貴史の執筆記事より)

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ES (従業員満足度)・エンゲージメントの専門家が書き下ろした書籍が3冊発売中!

会社概要

従業員満足度・エンゲージメント専門コンサルティング会社の代表、志田貴史です。

創業15年目となる、ES (従業員満足度) ・エンゲージメントに専門特化した、コンサルティング会社です。

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代表者:志田 貴史

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