ES (従業員満足度)・エンゲージメント の向上から経営の好循環サイクルをつくる!
株式会社ヒューマンブレークスルーは、創業16年目の「ES・エンゲージメント」に専門特化した日本発のコンサルティング会社です。 

ES(従業員満足度)・エンゲージメントの専門コンサルティング会社

株式会社ヒューマンブレークスルー

<東京オフィス>〒107-0062 東京都港区南青山2丁目2番15号 ウィン青山942
<福岡オフィス>〒810-0001 福岡市中央区天神4丁目8番2号 天神ビルプラス5F

お電話はこちら【東京オフィス】
03-6869-1712
お電話はこちら【福岡オフィス】
092-405-5501
人手不足時代を乗り切る「ES経営の鉄則」ー帝国ニュースへ寄稿
 

ES(従業員満足度)・エンゲージメント向上のポイント③人事評価

ES型新人事評価方式

人事評価もESに大きな影響を与える

明けましておめでとうございます。人手不足が顕在化した一昨年あたりから、ESへ取り組む会社は年々着実に増えてきており、今年もこの潮流はますます大きくなるのではないかと考えています。今年も「ES経営の鉄則」の連載を続けてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

前回は、ES診断後の改善のヒントについて、上司のマネジメント力アップを図りながらES向上を実現していく内容を解説しましたが、今回は「人事評価」にフォーカスし、多くの企業で悩みが尽きないテーマについて、会社としてどう向き合い、どう改善すればいいのかについて、ES向上のヒントを解説していきたいと思います。

人事評価についてはやはり答えなどなく、100人いれば100人全員が納得するような人事制度をつくることはそもそも不可能なものでもあります。

従って人事評価の改善については、100点満点を目指す必要はなく、またこれまでの改善事例から、満足度を上げるというような設計ではなく、不満を最小化するような設計で取り組む方がうまくいくケースが多いと考えています。

ES診断を行うと、人事評価はある特徴がありまして、以前連載した号(20159月)でも説明したESポートフォリオ分析では、人事評価は左上(満足度が高く/重要度は低い)か、右下(満足度が低く/重要度は高い)に出現しやすい傾向があります。

 ESポートフォリオ分析

このような結果から推察すると、人事評価に対して不満が大きいと、人は重要視をしたくなる度合が高くなり、人事評価に対して不満が小さい場合は、「人事評価は、まあこんなもんだろう」ということで、重要視は高くならない傾向になっていると考えています。

しかし、ESポートフォリオ分析の右上(満足度が高く/重要度も高い)に出現することはないので、決してES上の強みになる項目でもありません。従って会社としては大きな不満因子を潰しながら、ESポートフォリオ分析の左上にもっていくような対応を考えていくべき要素だと捉えています。

人事評価の改善の1つの案として、人事評価の基準や評価方法を示した「人事評価シート」をより好ましいものに改善し、社員の納得感や建設的な行動を促すものに改善することができ、ES型新人事評価方式として、ES診断後の人事評価が課題となった企業に提案しているものがあります。

従来の人事評価のやり方は、5段階評価の場合、上図(上段)のように、必ずどれかの段階に○を付けないといけないので、そもそも実態を反映した評価には成り得ません。上図(上段)の例でいくと被評価者は評価期間中、100%「3」ではないはずで、「4」の時もあれば、場合によっては「2」の時もあるかもしれません。ただ、どれかを選択しないといけませんので、多くを占めていたであろう「3」という評価をせざるを得ません。

多くの企業でこのような人事評価を行っていると思うのですが、この方式では社員の納得感を上げることなどできません。

そこで弊社が提案しているのが、上図(下段)にあるES型の人事評価方式で、従来のように一蓮托生でどれかの段階を無理に選択する評価ではなく、実態を反映させてそれぞれの段階に該当する比率(MAX:100%)を出し、評価基準と掛け算でポイントを算出するという評価のやり方になります。

この評価方式を上図(下段)で実施すると、上図(上段)では「3」という結果が、「3.4」という結果に変わります。また被評価者からすると、「0.4」ポイント数値が上がったことが嬉しいのではなく、4段階や5段階を少ない割合とはいえ、「きちんと見てくれた」=「評価してくれた」ことが刺さり、これが動機づけのスイッチに成り得るということです。

またこのような評価方式を採用することで、評価者も良い点を見つけやすくなり、評価者・被評価者双方ともに、繰り返してほしい行動にフォーカスできるようになり、ES向上ひいては業績向上を実現するためのツールとして、人事評価を機能させることが可能になります。

人事評価を単に給与を決めるためだけの道具として見立てるのであれば、従来の評価方式でもいいのでしょうが、ES向上という観点から社員に承認報酬を与えたり、成長を促したり、また経営成果という観点から会社として社員にとってほしい行動を量産させていくためには、従来のような評価方式に疑問を持ち、より目的に合致する方向で改善をしていく必要があると思います。

ESを構成する要素として人事評価は大きな影響を与える項目ではありますが、その改善方法の1つとしてES型人事評価の新方式を紹介させていただきました。

既存の仕組みを少し工夫し、改善することで結果・成果が大きく異なることが今回のES調査後の改善のヒントで理解いただけたかと思います。次回も引き続き効果的なES改善のヒントについて解説して参ります。

2016年1月号帝国データバンク発行「帝国ニュース」での弊社代表志田貴史の執筆記事より)

従業員満足度・エンゲージメントのお問合せはこちら

エンゲージメントやESのご相談は弊社まで

お気軽にお問合せください

お電話でのお問合せはこちら(東京オフィス)

03-6869-1712

お電話でのお問合せはこちら(福岡オフィス)

092-405-5501

お問合せはこちら

ES・エンゲージメントの相談は専門コンサル会社まで
東京オフィスへのお問合せ
03-6869-1712
福岡オフィスへのお問合せ
092-405-5501

どんな些細なご質問でも結構でございます。

書籍の出版情報

星野リゾートの星野社長も推薦!
ES (従業員満足度)・エンゲージメントの専門家が書き下ろした書籍が3冊発売中!

会社概要

従業員満足度・エンゲージメント専門コンサルティング会社の代表、志田貴史です。

創業15年目となる、ES (従業員満足度) ・エンゲージメントに専門特化した、コンサルティング会社です。

株式会社
ヒューマンブレークスルー

代表者:志田 貴史

東京オフィスへのお問合せ
03-6869-1712
03-6893-3931

〒107-0062
東京都港区南青山2丁目2番15号 ウィン青山942

福岡オフィスへのお問合せ
092-405-5501
092-405-5502

〒810-0001
福岡市中央区天神4丁目8-2 天神ビルプラス5F