ES (従業員満足度)・エンゲージメント の向上から経営の好循環サイクルをつくる!
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ES(従業員満足度)・エンゲージメントの専門コンサルティング会社
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ES(従業員満足度)・エンゲージメント向上のヒント②
上司の相応しい行動
マネージャーMQ結果レポート
上司の行動がESに与える影響
前号は、ES診断後の改善のヒントについて、経営理念の浸透を図りながらES向上を実現していく内容を解説しましたが、今号は「上司のマネジメント」にフォーカスをして、上司の行動がESに与える影響や、改善するためにはどうすればいいのかについて、ES向上のヒントを解説していきたいと思います。
ES診断を行うと、当然会社ごとに結果は様々で、100社100様のESの傾向が出てくるのですが、全ての会社が当てはまるわけではないものの、これまでの実施例から共通する大きな傾向がいくつか分かってきています。
その1つが「上司のマネジメント」というES診断項目です。ほとんどの会社で重要度の高いベスト3くらいにはいってくるものだということです。やはり私たちは働く上で、上司との関係性や言動に大きな影響を受けながら、時にはやる気が上がったり、下がったりし、これらがESにも大きな影響を及ぼしていることが推察されます。
フリーコメントを分析してみると、上司の仕事に向き合う姿勢や仕事の中で発揮する技術面にはむしろ高い評価をしている部分があるのですが、日頃の部下とのコミュニケーション面や関係性といったヒューマンスキルの部分で、マネージャーとして相応しくない行動があり、これらがES低下を招いている要因になっているケースが多くみられます。
尊敬できる上司のもとで働くことはサラリーマン冥利に尽きますし、何気ない上司の一言で一念発起し仕事に向き合うこともできます。逆のパターンとしては上司との関係性が崩れてしまうと、それがそのままESの崩壊となり、不満退職の引き金を引いてしまうという結末も迎えてしまいます。
また上司の立場で考えても、部下との信頼残高が高まっていないと、マネージャーとしての仕事はやりにくくなり、パフォーマンスも必然的に落ちてしまいますので、ES診断項目である「上司のマネジメント」は上司にとっても高い方が良いということになります。
「上司のマネジメント」はES改善の観点から考えると、会社の仕組みや制度のようなテーマではなく、一人ひとりの管理者の行動が変われば、改善できるという特性から、ES改善の難易度はそう高くありません。しかし唯一ハードルになるのは、一人ひとりの管理者の行動変革をどう導いていくかということです。
マネージャーMQ
ES診断で「上司のマネジメント」のスコアやフリーコメントから会社全体の課題は浮彫になりますが、これらの情報だけでは一人ひとりに刺さる情報とまではいきません。「あくまでも全体の話で、俺には関係ない」と当事者意識を持たせられず、結果として改善には至らないことになってしまいます。
このような課題を解決していくために、当社では「マネージャーMQ」という管理者個人の行動特性を診断し、マネージャーとして相応しい行動特性を開発するためのアセスメント&教育プログラムを開発しES診断後の企業さんに提供しています。
マネージャーとして期待されている能力とES上相関関係の高い行動特性を6つの領域(達成志向・論理的志向・使命感・思いやり・発信力・受信力)に大分類し、さらに21の要素に細かく分解し、現時点での自分自身のマネージャーとしての能力の発揮度合いや行動特性を診断します。客観的にマネージャーとしての強み・弱みに気づき、今まで以上にマネージャーとしてのパフォーマンス&ES向上を実現するための自分のツボをシャープに掴み、開発のための行動パターンを学び、自分自身のマネージャーMQを開発するためのアクションプランをつくり、実践をしていきます。
ソーシャルサポート
たとえば、このマネージャーMQの21要素の中に「ソーシャルサポート」という要素があります。日本語で訳すと社会的支援という言葉になります。この要素のスコアが低い場合は、マネージャーが部下に対して適切なソーシャルサポートといわれる社会的支援ができていないことになります。
このソーシャルサポートが職場で受けれていないと、メンタルヘルスの不調に陥ったり、ES・エンゲージメントも低下また崩壊へとつながっていきます。よってこれからの管理者やマネージャーとして発揮すべき大きな役割の1つになります。
職場の管理者やマネージャーが、ソーシャルサポートを発揮すえるには、どうすればいいのか?
従業員のちょっとした行動の変化に気づき、声かけを行っていくことが必要です。
特にモチベーションが下がっている言動の変化(例えば出社時間が遅くなっている)に気づき、すかさず声かけを行ってください。そういった声かけがあると、「実は、今〇〇の件で悩んでいます」などの本音を本人は話すことができます。
そういう本音を聞くことができれば、管理者やマネージャーから色んなアドバイスができ、ソーシャルサポーを行うことができます。これによって従業員のES・エンゲージメントの低下を防ぎ、上司の相応しいマネジメントができるようになるのです。
(2016年8月号西日本シティ銀行グループ発行「飛翔」での弊社代表志田貴史の執筆記事より)
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